今月の一冊 標準情報セキュリティ |
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インターネット・携帯電話など情報技術(IT)の急速な発展は、社会に新しい時代の到来を示したが、インターネットや携帯電話を使った犯罪、迷惑メールなどの悪意に満ちたものなど、システムの不具合やビジネスモデルの変化に伴ってリスクも伴ってきている。このようにIT利用の多様化がもたらすものの中には便利さとは裏腹に、国民全体の財産や生命へのリスクを伴うものも少なくない。いかに安全で信頼できるようにITを運用していくか、個人情報を中心に企業の機密情報や個人の情報など、さまざまな情報を扱う人々へのセキュリティに対する責任がますます高まってきている。 情報を扱う仕事に従事する個人が知っておかなければならないリスクと対策に重点を置いた検定として「情報セキュリティ検定」がある。「情報セキュリティ検定」は、情報セキュリティのリスクを重要視する企業が取得を目指すプライバシーマークやISMSとは違い、あくまでも情報を扱う仕事に従事する個人が知っておかなければならないリスクと対策に重点をおいた検定である。情報セキュリティを扱う国家資格に「情報セキュリティアドミニストレータ」があるが、この情報セキュリティの専門家に届かなくとも、現代の情報社会で働くために知っておかなければならない情報セキュリティの知識を3級〜1級までの3段階のレベルで認定している。 本書は、検定受検のための参考書として、基本的なことから企業内におけるセキュリティ対策のリーダーや会社が目指すセキュリティ規格の取得のリーダーとなるためのナレッジまでを詳述している。一方、すでに仕事に従事している方、これから働こうと思っている方、IT産業に関わる企業従業員の情報セキュリティの知識を確認するためのツールとしても利用できる。
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