電子メールの送信時の設定ミスで、メールアドレスが流出。

　あるメーカーが、登録会員に電子メールでメールマガジンを発信した際、誤って「To」アドレスで全員にメールを発信したので、登録者全員の電子メールアドレスがメンバーに流出してしまった。

送信担当者への　電子メール操作における「基本的知識」の教育はなされていたのか。

外部へアウトソーシングしていたとしたら、個人情報取り扱いについての監督・指示はきちんとなされていたのか。

電子メールの一斉送信には十分に注意すること。

起こりやすい事故なので、教育や訓練といった人的安全措置のほかに、登録メールアドレスが表に出ないように、専用メーリングソフトやメールソフトを構築するなどの技術的安全措置を講じる必要がある。

登録会員や顧客名簿から一斉メールを行う場合は、文面にも個人情報が入っていないか十分にチェックする。

外部へ委託する場合は、委託契約での個人情報の取り扱いに関する安全管理措置を取り決めるなど、委託先に対する必要で適切な監督は行わなければなりません。